2024年7月にINX取引所にエヌビディアの株式トークンが上場しましたが、2024年9月に新たに4つの銘柄がリストされました。
本記事ではリスト状況とトークン化のメリットなどについて説明したいと思います。
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INXにトークン化されたテスラ株やGoogle株が上場
2024年9月にINXONE取引所に、トークン化された株式が上場しました。銘柄は以下の通り。
- NVDA(エヌビディア)
- TSLA(テスラ)
- MSFT(マイクロソフト)
- GOOGL(グーグル)
- GME(ゲームストップ)
非常にネームバリューの高い会社の株式のトークン化を行なっています。
さらに今後数ヶ月で、APPLEのトークン上場やS&P500のETFトークン、Black RockのETFトークンの上場も予定しているとのことです。
銘柄が充実し、流動性が生まれると自ずとユーザーが集まってくると思いますので、そうなればINXの収益も上がり、INXトークンホルダーへの配当につながる(INXトークン価格も上がる)未来が見えますね。
BackedやPolygon,ChainLinkなどとの詳しい絡みについては、別記事(もしかするとnote)で書きますね。
INXトークンの現在の価格は0.14ドルとなっており、IPO価格の0.9ドルより大幅に低価格で入手できます。
また、最近からINXトークン売買手数料が25ドル→1ドルになっており、購入しやすい環境となっています。
個人的には、(すでにトークンを保有している身)0.14ドルで焦って買わずに、0.1ドルあたりで買い指値入れておくかなぁって感じです。
価格が落ちてこない場合もあるのでなんとも言えませんが。
正直、このタイミングで参入するの羨ましい・・・
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株式のトークン化のメリット
では、次にせっかくなので、トークン化のメリットについて簡単に紹介します。
株式をトークン化するって何?メリットある?
まず、株式をトークン化するとは、ざっくり言うと株式をブロックチェーン上で扱えるようにするということです。
今回のINXに上場した株式トークンは全てポリゴンチェーンで行われています。
メリットは非常にたくさんあります。
- 直接的な権利移転
- 仲介機関の削減
- 取引時間の制約解除
- 中小規模の証券発行が可能
- 所有権の小口化
- ターゲティング広告が可能
1.直接的に権利移転ができる
従来の上場している会社の株式は、(図に示すようなイメージで)同意の上で証券保管振替機構に集約されています。
アメリカはシードアンドカンパニーというところに集約されています。
これは、株式の取引を処理する負荷を削減させるためです。
そのため、現在我々が行なっている株取引とは、言ってしまえばアプリ上に表示される数字を変えているだけです。
じゃあどうやって自分が株を保有していると証明するかというと、証券取引所の履歴や第三者機関のデータ、これらが存在することで証明できます。
信用度を上げるために、保有していることを示す複数根拠が必要となり、データの管理ややり取りが煩雑になっています。
株取引をされている方はご存知の通り、
証券を購入して権利が確定するまでに2日かかるのはこのためです
株式をトークン化してブロックチェーン上でやり取りすれば、トークン(株式の権利)そのものを移転させることができるので、取引完了時点で権利を直接移動させることができます。
2.中間機関を削減できる
1でも書いたように、ブロックチェーン上でトークンのやり取りを行えば、取引履歴がブロックチェーンに残る(ブロックチェーンはその性質上、データの改ざんが実質不可能)ので、信頼を保つための第三者機関も極論、不要となります。
3.取引時間の制約が解除される
ブロックチェーンを用いることで中央集権管理者が不要となる、ブロックチェーンは国際的に広がっているため、特定の営業時間などの縛りがない、権利移転の決済待ち時間がなくなる、などの理由から常に取引が可能となるので、取引時間の制約から解放されます。
4.中小規模の証券発行が可能になる
証券化するのに見合わなかった規模の会社の証券を扱えるようになる。
これは中小規模の社債などを証券化したくても、証券会社側へのメリットが小さいために実行できない問題がありましたが、トークン化してコスト削減できれば扱いやすくなります。
5.所有権の小口化ができる
不動産は小口化しすぎると投資家の管理コストが高くなるため、基本的には大口投資家のみを対象としていますが、トークン化し、管理コストが下がれば、小口投資家も参加できるようになります。
6.ターゲティング広告が可能になる
トークン(株式)の保有状況がリアルタイムで把握できるため、保有者を狙って広告など打てるようになります。
このように、株式をトークン化することには非常に多くのメリットがあります。
一方でもちろんデメリットもあります。
例えば、詳しい説明は省きますが、下のようなことが挙げられます。
- 各国の法整備が整っていない
- 市場への参加者がまだ少なく、流動性が低い
- 投資家側のブロックチェーンへの理解が必要
- 異なるチェーンのスムーズな取引の実現が必要
各国の法規制の整備が整っていないものの、INXは既存の法には準拠しておりSECにも認可されておりますので、安心です。
市場への参加者はこれから増えていくことが予想されるので、時間が解決してくれると思います。
投資家側へのブロックチェーンの理解については、例えば、使い手が直感的に使えるようなウォレットの開発をするなど考えられます。
異なるチェーンのスムーズな取引は一部実現できていますので、こちらも次第に問題はなくなりそうです。
今回のINXへの株式トークンの上場により、今後の株式のトークン化の未来の実現性が格段に上がったのではないかと感じます。
あとは、着実にリストを増やして、適切なマーケットメイカーを入れるなど流動性を上げてくれるとなお良いですね。
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