【INXとRepublic協業】概要と分配金の可能性、トークンの権利

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とんでもないビッグニュースが舞い込んできました。
今年に入ってからINXのグローバルな広がりを感じさせるニュースが次々出てきていますね。

今回は、2023年6月19日に発表された「INXとRepublicの協業」についての概要を説明しますね。

それに付随して準備金の返還がある可能性と、トークンの権利についても説明します。

まだ、INXトークンを持っていない方も、返還決定時に保有していれば返還対象になると思いますので要チェックです。

目次

INXとRepublicのニュース概要

発表されたニュースタイトルは「Republicがデジタルアセット産業の成長を最大化する戦略的パートナーシップの一環でINXに525万ドル出資し協業する」といったものでした。

Republicって何のこと?

会社の名前だよ

まず簡単に、Republicがどういった会社なのか説明しますね。

Republicってどんな会社?

Republicはスタートアップやゲーム開発企業などに10ドルという少ない資金から投資できるプラットフォームです。

「プライベート・マーケット投資へのアクセスを民主化する」といったスローガンを掲げ、2016年にニューヨークで設立されています。

これまで、銀行や少数の起業家などしか参加できなかった投資対象にブロックチェーン技術を用いて一般人も参加できるようにしようとしています。

INXとRepublicのニュース概要

では本題のニュースの内容について触れていきます。

リストにしてまとめると以下のようになります。

  • INXがRepublicから約7.4億円の出資を受ける
  • Republicのポートフォリオ企業がINXに上場予定
  • RepublicのFXブローカーディーラー機能がINXへ統合
  • RepublicのNOTE(The Republic Note)がINXへ上場予定
  • INXプラットフォームとRepublicウォレットの統合

それぞれ見ていきましょう。

INXがRepublicから約7.4億円の出資を受ける

こちらは読んで字の如く、INXがRepublicから7.4億円の出資を受け、業務提携しました。

また、今後の計画として、INXの株式9.5%を本出資前の段階における企業価値評価額約5000万ドルで取得し、早ければ今年第3四半期に評価額1億2000万ドルで株式100%を取得するという法的拘束力を有さない条件概要書の締結を約束したようです。

INXがRepublicに買収されるかもしれないってことだね

ここで、気になるのはINXトークンの権利である「累積営業CFからの40%の配当」だと思います。

でも安心してください。

この権利はたとえRepublicに買収されても変わりません。

また、現状のコラボレーション契約では、買収されたとしても、INXの上層部の方も含めてチームを結成するそうなので安心ですね。

INXのRepublicのポートフォリオ企業がINXに上場可能に

Republicのポートフォリオ企業(これまで資金調達してきた企業やセカンダリ取引している企業)は累計2000件以上に及びます。

今回のこの提携により、上記の企業はINXのセカンダリ市場に上場することができるようになります。

Republicで資金調達を行なった企業で有名なところを紹介します。

・SpaceX

イーロンマスクによって設立された会社です。

ロケットの打ち上げや衛星インターネットサービスなど行っています。

少し話題になった「スターリンク」はスペースXが運営するインターネット事業です。

・robinhood

アメリカの証券取引アプリとその企業の名称です。取引手数料が無料で非常に人気の高い取引アプリです。

仮想通貨をそれなりにやっている人はほとんどの人が名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

RepublicのFXブローカーディーラー機能がINXへ統合

INXのプラットフォーム上でFX取引ができるようになると思われます。

INXのプラットフォームで取引されるということは、INXの利益(営業CF)にも効いてくると思うので、ホルダー的にはグッドニュースです。

RepublicのNOTE(The Republic Note)がINXへ上場予定

NOTEはRepublicが発行するトークンです。

NOTEを保有することで、収益分配を受けることができるようになります。

配当の原理について簡単に解説します

Republicのエコシステムは、誰でも利用可能なRepublic Crowd-Invest認定・機関投資家のみが利用可能なRepublic Private Capitalの二つで構成されています。

資金調達したスタートアップが買収されたり上場したりすると、Republic Crowd-Investの場合は収益の100%Republic Private Capitalの場合は収益の25%が関連会社のRepublic Coreに支払われます。

Republic Coreが受け取る金額をCore Proceedsと呼び、200万ドル貯まるたびに、NOTEのホルダーに配当が支払われます。

直接的にスタートアップ企業に投資をしていなくても、NOTEを保有することで、スタートアップ企業の成長によって配当がもらえる仕組みです。

大きく成功する企業もあれば、うまくいかない企業もあるかもしれませんが、それらのトータルから配当が出るので、スタートアップ企業への分散投資という役割を果たします。

このNOTEトークンがINXへ上場予定とのことです。

もう間も無く上場予定とのことです(11.24追記)

INXプラットフォームとRepublicウォレットの統合

INX上でRepublicウォレットを使えるようにするための統合ではないかと予想します。

Republic Walletは2023年の第二四半期から第三四半期にローンチ予定とのことです。

Republicエコシステムとシームレスに統合し、特にあらゆる手段を通じて提供される幅広いデジタル資産を保管するように構築された、自己保管型のクロスチェーン・デジタル・ウォレットです。

クロスチェーンデジタルウォレットとは、異なるチェーンの暗号資産を保有・送受信できるウォレットのことです。

クロスチェーン=ブロックチェーンをまたぐ ってイメージです。

INXが買収されるとどうなるの?

前の方にチラッと書きましたが、RepublicがINXの株を100%取得する可能性が十分に考えられます。

そうなるとINXのトークンホルダーはどうなってしまうのか?

目論見書にはこのように記載があります。

Rights of INX Token Holders Upon a Failure or a Change of Control

Each INX Token held by parties other than the Company shall entitle its holder to receive a pro rata portion (based upon the number of INX Tokens then outstanding) of the Cash Fund, if any of the following occur:

 (a) the Company fails to operate a bona fide trading platform that permits the spot trading of Bitcoin and Ethereum by December 31, 2021, or
 (b) (i) a sale of all or substantially all of the assets of the Company; (ii) any person or entity becomes the beneficial owner, directly or indirectly, of more than 50% of the outstanding voting interests of the Company; or (iii) a merger, consolidation, recapitalization or reorganization of the Company with or into any person or entity pursuant to which the shareholders of the Company immediately prior to such transaction own less than 50% of the outstanding voting interests of the resulting entity or its parent company.

Payment of the pro rata portion of the Cash Fund must be made within 30 days after we have furnished the INX Token Holder with notice of any such occurrence. If such an event were to occur, we would attempt to contact each INX Token holder through any contact information that we have available. Unless an INX Token holder indicates otherwise, we intend to pay the proceeds from the Cash Fund to each INX Token holder in the same manner that we pay such INX Token holder the participation right in our Adjusted Operating Cash Flow.

https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1725882/000121390020023202/ea125858-424b1_inxlimited.htm#a_017

かいつまんで和訳すると、

「破綻または支配権の変更に伴うINXトークンの保有者の権利」

当社以外の当事者が保有する各INXトークンは、以下のいずれかが発生した場合、その保有者がキャッシュファンドの比例配分分(その時点で発行されているINXトークンの数に基づいて)を受け取る権利を有する

(i)当社の資産の全部または実質的に全部を売却する場合

(ii)個人または事業体が当社の株の50%超を直接または間接的に所有するようになる場合

(iii)当社が個人または事業体と合併、統合、資本再編または再編され、当該取引の直前の当社の株主(INX)が結果として企業またはその親会社のINX株の50%を下回って所有した場合

キャッシュファンドの比例部分の支払いは、当社がINXトークンホルダーにそのような事象の通知を行った後30日以内に行わなければなりません。INX トークン保有者が別段の意思表示をしない限り、当社は、キャッシュファンドからの収入を、当該 INX トークン保有者に当社の調整後営業キャッシュフローへの参加権を支払うのと同じ方法で、各 INX トークン保有者に支払うつもりです。

端的にいうとお金貰えます

現在のキャッシュファンド(準備金)は3500万ドルあるとのことですので、1トークンあたり0.26ドルの(準備金の返還)分配金を受けることができます。

私は20000枚以上保有しておりますので、5200ドル以上入ることになります。

1ドル140円とすると約73万円

INXが買収されないと準備金は返還されないのでそこだけ注意してくださいね。

「INXが買収される可能性が現実的であること」と「上記の取り決め事項」があるため、ニュースが出てからINXトークンの価格は40%以上上がっております。

0.26ドル/トークン貰える可能性があるなら、実質0.26ドル引きで買えるってことだからね。
買う人が殺到するのも頷けます。

ただ、買収されるかどうかはまだ決まっていないので気をつけてくださいね。

裏を返せば、まだトークンを持っていなくても、上記の発表のタイミングでトークンを保有しておけば、INXが買収された時に準備金の分配金を受け取ることができますね。

INXの分配金が決まってから口座開設をしても、開設までの時間でトークン価格が上がってしまうことが予想されますので、興味のある方は早めに口座開設を済ませておきましょう。

INXトークンの購入はこちら

また、トークンホルダーの権利については、ホルダーの100%の同意がなければ契約内容を変更できないとあるので、INXの営業CFの40%を受け取れる権利を変更するのは実質不可能です。

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