なんとHAGの第一トランシェ終了のお知らせがきましたね!
日本時間では12/1の14時が締め切りのようです。
本記事がオススメの方
- HAGに興味がある方
- ビットコイン配当に興味がある方
- INXのSTO状況が気になっている方
- HAGの配当について知りたい方
HAGってなに?
HAGはHash Asset Group(社名)の略です。
HAGはビットコインマイニング事業を行なっているよ
ビットコインマイニングとは、簡単にいうとビットコインを獲得するレースみたいなものです。
インターネット上でレースが行われ、レースに勝つために高性能なPCを使って、ビットコインを貰おうとしています。
詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
INXとの関係は?
HAGは資金調達方法としてINX上でのSTO(セキュリティトークンオファリング)を選択しました。
STOについては詳しくはこちらの記事をご覧になって下さい。
HAGが INXを仲介して投資家から資金を集めます(現在進行形で集めています)。
今回のSTOは証券法に基づくReg.SおよびReg.D(506c)に従って資金調達を行なっており、日本在住の方は参加可能です。
Reg.Sとかは資金調達時のルール設定みたいなものです。
レギュレーションSって読めばOKです。
HAGのSTOへの参加について
HAG TokenのSTOをざっくり表にまとめてみました。
募集期間 | 2023.6.~ 終了時未定 |
募集金額 | 5億ドル |
トークン販売価格 | First Tranche 39ドル/枚 2回目以降未定 |
参加上限人数 | 制限なし |
参加条件 | 米国は認定投資家のみ、その他は制限なし |
最低申込金額 | 5,000ドル (USDC,USDT経由で) |
配当金 | マイニング収益から毎月配当 |
配当計算 | 純利回りの70%を配分 |
配当支払い | WBTC |
購入方法 | INXのオンラインプラットフォーム上 |
取引市場 | 現在、取引市場はない |
募集期間
目論見書内には募集期間について下記のように記載がありました。
終了するのは下記の3パターンです。
①HAGが売り切れた場合
②目論見書の日付から6か月後(ただし、HAGの裁量により最大180日の延長あり)
③HAGが独自の裁量で終了させる
参考までに、過去のSTO(Trucpal Token)は②となり、期間延長されました。まだ実施中です。
募集金額
募集金額は5億ドル(約700億円)です。目標は1000万ドル(約145億円)となっております。
目標に達した場合、マイニングマシンの調達に880万ドルほど使う見込みのようです。
「S19XP」というマイニングマシンを数千台買うとのことです。
↑マシンはより高性能な最新のS21を導入するようです。これによりマイニング効率の上昇が見込めます。
目標未達の場合は、マイニングマシンの台数が少なくなると想像できますので、固定費の影響などで利回りに影響することが考えられますが、どの程度影響するのか等は不明瞭です。
トークン販売価格
今回のSTOでは、STO中のトークンセールを複数回に分けて実施する予定のようです。
「トランシェ」という区切りをつけてやるみたいです
今募集されているのは第1トランシェです。
第1トランシェでは1トークンあたり39ドルで売り出されています。
テレグラムの情報によると全部で第3トランシェまであるとかないとか・・・
第2トランシェ以降のトークン販売価格は下記に記載の2パターンあるようです。
第1トランシェが39ドルで売り出されており、PPM記載の情報と異なっているため、HAG運営への確認が必要です。
目論見書に記載の内容という認識で読み進めていただけると幸いです。
前提として、トランシェの開始7日前に売り出し価格は告知されるようです。
1パターン目
・最低売りだし価格は48ドル
・ビットコインの市場価格に連動して売り出し価格が変わる
・BTCが20,000までは48ドル/トークン
・20,000ドル以降は、1ドルごとに、0.00181ドルずつトークン価格が上がり、小数点以下は切り上げです。
例えば、BTCが30,000ドルでは、18.1ドル分価格上昇、小数点以下切上げのため、19ドル上昇。
48+19ドルで67ドルで売り出されるってことになるね
2パターン目(HAG TokenがINXに上場している場合)
・INXでのHAG Tokenの取引価格に基づく
・トランシェの価格開示前10日間のそれぞれのクローズ価格の平均値
1トークンが売れるごとに、会社側に0.125Tokenが付与されます。
最低申込金額
最低申込金額は5,000ドル(約73万円)です。
一度5,000ドルで購入すると、以降の購入はトランシェが異なっていていも5,000ドル以下でも購入が可能なようです。
こちらはPPMには書かれていませんが、テレグラムにて公式が情報を出しており、投資しやすくするために新たに追加されたルールとなります。
例えば、第1トランシェの売り出し価格より第2トランシェの売り出し価格の方が安かったら、第2トランシェでも投資して取得単価を下げることができます。
購入はメタマスク経由でUSDCかUSDTで購入できます。
INXに送金する必要はありません!
TrucpalやTRZXの時はETHでも購入できたのですが、今回はUSDCかUSDTのどちらかになるのでお気をつけください。
トークンの配布はトランシェ終了後、約45日でウォレットに追加されます。
配当金と配当計算方法
次に皆さんが気になる配当についてです。
配当は純利回りの70%が毎月支払われます。
純利回りとはマイニング作業で得られる総BTCから以下の項目を差し引いたものになります。
- 電気代
- ガス代
- マイニングプール手数料
- マイニング施設の運営コストと諸経費
- マイニングにかかる直接コスト
- 会社負担の税金
- INX ATSやその他の手数料、分配コスト
過去に出ていた情報では、BTCが15,000ドルでは配当はなし、20,000ドルでAPY7.1%、30,000ドルで23.7%、60,000ドルで88.3%となっております。
↑参考として書いてはいるものの、事前に出ている配当利回りだけをみて投資するのはやめましょう。実際はどうなるかはわかりませんので、事業内容や収益モデル等をきちんと調べてから投資しましょう。
おそらく、BTCが15,000ドルでは固定費に負けるということなのでしょう。逆に、BTC価格が上がれば、それだけ利益が出るので投資家への配当金額も大きくなるというわけです。
今後のBTCが下がると思っている方は投資しない方が良いですが、今後BTC の価格が前回のピークの60,00ドルを超えてさらに価格が上がると思っている方は、買う選択肢もアリかなと思います。
何度も言っていますが、投資は余剰資金でしましょう。
特にセカンダリーの確約もないSTO案件ですので、資金が一定期間引き出せない状態になります。
資金に余裕のある方は投資先としては非常におもしろいと思います。
ちなみに私は夏のボーナスで買っちゃいました
配当支払い方法
配当の支払いはWBTCで行われるようです。
WBTCってなんやねん?
簡単にいうと、BTC 引換券みたいなものです。
イーサリアムのチェーン上で配当が支払われるので、ビットコインそのものを配当することができません。
そこで、イーサリアムチェーン上で動かせるWBTCを使っていると思われます。
金額的にはBTCを貰っているのと変わらないので安心してください。
次に配当が貰えるタイミングについてです。
今回のSTOはトランシェにより販売期間が区切られています。
トランシェ終了後45日でウォレットにHAG Tokenが送られ、そこから20日後から配当を受け取る権利を有します。
また、配当の権利確定時間(スナップショット:スナショ)は毎月第5営業日のUTC-5の午前12時です。
日本時間では、第5営業日の午後2時です。
スナショ時点で保有していれば配当対象になります
配当が入るタイミングは目論見書からは読み取れませんでしたが、配当が極端に少ない場合、HAGは配当頻度を減らす権利を持っています。
ただ、その場合であっても最低でも年間1回の配当は保証するとのことです。
INXの収益はどうなる?
次に、このSTOを通じてINXはどうやって利益を上げているかについてです。
こちらも目論見書に記載がありまして、
HAG TokenがINXに上場するまでに売れた分については、1.5%がINXへの手数料となり、
INXに上場後に売れた分については、5%が INXへの手数料となります。
仮にHAG Tokenが1000万ドル分売れたとして、平均手数料が3.25%だとすると、5000万円くらいはINXに手数料収入が入ることになります。
INXへの上場前後で手数料を変えているから、上場前提で話が進んでいそうな気がしてちょっと期待感あります
新しい情報が入り次第、随時更新いたします。
HAG Tokenを購入するには INX取引所への登録が必要です。
INX取引所はSECの規制に準拠しているので非常に安心して取引が行えます。
最近、仮想通貨取引所がどんどん規制されていっていますが、INXはこの流れを見越してSECと対話をしながら規制に準拠したカタチで取引所を作り上げています!
ウォレットのホワイトリスト化が無料じゃなくなる可能性があるので、無料のうちに早めに口座開設しておきましょう。
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